きっと大丈夫

明日は朝一で予約を入れたから、起きられるのか、少し心配。
でも、ここ数日は、夜明け前に一度目を覚ましているから、何とかなるかな。
迷って迷って先送りにし続けていたけれど、ついにだ。
気分を変えて、今更ながら大掃除をして、やり直していこう。
どうしようもないことばかり考えていても仕方がないと思いつつ、未だその癖が抜けないことには閉口する他ないけれど。
それでもきっと、大丈夫だ。

きっとまだ、

随分と久し振りに外出、というか買い物をした気がする。
ようやく予約も入れられたし、今日はまずまず頑張れたと思う。
余計なものまで買ってしまったことと店内をぶらつき過ぎたこと、買い忘れをしてしまったことが悔やまれる。
少しずつ持ち直してきている。
まだ大丈夫。
縋りたくなるけれど、うん、大丈夫だ。

抜け出せない

大分落ち着いてきたかな。
でも、まだ悶々としている。
駄目だなあ、答えの出ないことばかり考えてしまう。
考えすぎるのはよくない。
ああ、また泣きそう。
気持ちを入れかえて、いい加減にしようのないことで悩むのはやめよう。
やめなきゃと思うのに、まるで底無し沼にはまったかのように思考は同じところから抜け出せない。
どうしてこうなのかな。
今に始まったことではないけれど、どうすればいいのかわからない。
また苦しくなる。

欲しいもの

昨日から泣いてばかりだ。
何でもないのに泣いて、泣いて。
猫が死んだと聞いたときも、犬を看取ったときでさえも、涙の一粒さえ溢れなかったのに。
薄情な奴だ、と内心思った。
ときどき、自分に振りかかった不意の出来事を、俯瞰しているような、他人事のように冷めた目で見つめているような感覚になることがある。
それこそ、物語を読んだり、ドラマを見ていたりするような。
当事者ではなく、読者、もしくは視聴者のように眺めている。
そうして、たぶんその場に相応しいだろう振る舞いをし、相手に見られても構わない私の姿を演じる。
予想だにしなかった出来事に取り乱している風を装いながら、でも、頭の中は妙に冷静で、というより、冷めていて。
馬鹿らしいと思いつつも、きっと望まれるだろう正解の私を、もしくは不正解ではない私を、私は取り繕っている。
本当のことを言いたい。
でも、聞いてほしい人はいない。
本音を口に出すのは、とても怖い。
怖いから自分の殻に閉じ籠って、不完全な言葉の残骸を無理矢理飲み下して、自分の中で終わらせる。
誰かに知ってほしい。けれど、知られるのは怖い。
誰かに触れたい。触れられたい。
触れたくない。触れられるのは怖い。
人を知りたい。知るのは怖い。
選ばれたい。欲しがられたい。必要だと言われたい。そこにいていいと、そこにいてほしいと、認められ、求められたい。
一人ではないのに満たされない。
飼い犬は私を見てくれるけれど、それじゃあ足りない。足りない。
もっと欲しい。
足りないものが欲しい。
手に入らないものが欲しい。
欲しい。

知りたくなかった

知らないものが怖かった。
理解できないものは嫌いだった。
知れば、恐れを克服できると信じていた。
知ることで新たな恐れが生まれることもあるのだと知った。
知らないことも、知ることも怖い。
本当は、何も知らないほうが幸せなのかもしれない。
知らないことを知って、それが不都合な事実だとしても、知ってよかったと思えるほど、自分は強いと思っていた。
ただの思い上がりだった。
何も知らないままでいられたらよかった。
ああ、馬鹿らしい。