2016-07-29 知りたくなかった 知らないものが怖かった。 理解できないものは嫌いだった。 知れば、恐れを克服できると信じていた。 知ることで新たな恐れが生まれることもあるのだと知った。 知らないことも、知ることも怖い。 本当は、何も知らないほうが幸せなのかもしれない。 知らないことを知って、それが不都合な事実だとしても、知ってよかったと思えるほど、自分は強いと思っていた。 ただの思い上がりだった。 何も知らないままでいられたらよかった。 ああ、馬鹿らしい。